第4回東京競馬、第4回阪神競馬、第5回新潟競馬の3場開催が終わりました。
今日は、第4回東京競馬のオッズ解析から見えてきたことの報告です。
オッズマトリクス利用者様へのフィードバックが中心の話になるので利用者でない方は

ちょっと何言ってるのかわからないんですけど・・・
状態になるかもしれませんが、第5回東京競馬につながるヒントは得られるかもしれません。

第4回東京競馬 全96レースの解析状況
96レース中、
Aランクの馬の勝利数は65勝で勝率67.7%だった。
Bランクの馬の勝利数は21勝で勝率21.9%だった。
Cランクの馬の勝利数は10勝で勝率10.4%だった。
Dランクの馬の勝利数は0であった。
ただし、馬連得票率1位の馬の勝利数は27勝で勝率28.1%であることから、必ずしも「馬連得票率1位を軸に据えるという馬券を買え」というわけではないことがわかる。

馬連の組み合わせについての解析状況報告
1着Aランクの馬で、2着Aランクの馬の馬の組み合わせは96レース中31レースあった。
次に、1着Aランクの馬で、2着Bランクの馬の馬の組み合わせが24レースあった。
さらに1着Bランクの馬で、2着Aランクの馬の組み合わせが14レースあった。
ここでまとめに入ると
AーAの組み合わせと、AーB、BーAの組み合わせを合計すると69レースになり、発生率は71.9%になる。つまり10レース中7レースは確実に1着-2着はAランク馬とBランク馬で決まる、という内容になる。

芝・ダート別馬連得票率1位馬の状況
芝戦の状況
芝のレースは全部で53レース、ダートのレースは43レース実施された。
芝53レース中馬連得票率1位の勝利数は20勝で37.7%と1番人気の勝率を上回った。
連対回数は29回で率は54.7%、複勝圏内回数は35回で率は66%と1番人気の率より若干ではあるが上回っている。
その中でも特筆して得票率1位の勝率が高いのは「2勝クラス」であった。
全7レース実施されて勝利数は4勝で率は57.1%。
連対数は6回で、複勝圏内数は7回とここは100%を果たしている。
つまり、東京の芝の2勝クラスで馬連得票率1位に逆らうのは「馬鹿野郎」であることがわかる。
さらに、Aランクの馬の勝率が100%であるので悩む余地なしともいえる。
未勝利戦も得票1位の勝率は高い。
全13戦中7勝で53.8%ではあるが、2着が1回もないのである。
3着回数も2回で狙いづらい状況だ。
結論として、未勝利戦の得票率1位は1着では買えるがそれ以外はない、と考えるのが得策と言える。軸ではなく馬連の相手で組み込む馬券術がよろしかろう。
逆に勝利数が0のレースもある。
オープンとGⅢである。
オープンは全3レース実施されたが、勝利数、連対数ともに0回で3着に1回来ただけだった。
同様にGⅢは全2レース実施されたが勝利数は0回、2着に1回来ただけであった。
実は3勝クラスのレースも全4レース中勝利数は1勝と馬連得票率1位が振るわない状況なのだ。
これはわかっていたことではあるが、馬券を買うときにどうしても1番人気が気になってしまう・・・というのをこれで回避できる。
勘違いをなくすためにランクの話もするが、馬連得票率1位が来ないからと言ってCランクの馬の独壇場になっているのかというとそうでもなく、オープン3レースのランクの決まり手はAーBが1回、BーAが1回、B-Cが1回という状況。またGⅢ2レースはAーAが1回、CーAが1回となっていて、あくまでも軸に据えるのはAランクの馬である。ただ状況によっては軸馬をBランクから選ぶ時もあることを付け加えておく。

ダート戦の状況
ダート戦43レース中、馬連得票率1位の勝利数は7勝で率は16.3%とかなり低い。
連対数が15回で複勝圏内数が21回でそれぞれ率に直すと、34.9%と48.8%とこちらもかなり低い数字になっている。
得票1位の勝率が一番悪いのは「1勝クラス」で全13戦中勝ったのはたったの1回。2着回数が2回、3着回数が3回と、得票1位の信頼度が低い。しかし面白いのはAランクの馬の勝利数だ。得票1位は1回しか勝っていないのにAランクの馬の勝利数は8勝もしている。そのうちAランク最下位馬の勝利数が4回と一番多いのだ。
またBランク馬の勝利数は3回だがBランクの最上位と最下位の馬だけが勝っている。2着にBランクの馬が6回来ているがここは最上位から再開まで手広く抑えた方がよさそうだ。
Cランクを狙うなら最上位の馬を狙うのが得策だ。
Cランク最上位馬は2勝1連対で連対率75%になっている。
一方で「2勝クラス」は状況がちょっと変わってくる。
全8レースで得票1位の勝利数は2勝と低迷しているのだが、Aランクの馬が5勝、Bランクの馬が3勝で、Cランク以降の馬の出番がないのだ。
2着回数もAランクの馬が6回で最多。Bランクの馬が1回、Cランクの馬は0回でDランクの馬が1回となっている。Aランクの馬が非常に強いと言える。
ランクの組み合わせでは、
AーAの組み合わせが4回で発生率50%になる。
半数がAーAの組み合わせで決まるので馬連の配当は低いと言える。
AーBが1回、B-Aが2回で、BーDが1回あるのだが、基本的には上位3組み合わせが強いレースであると言える。本命党の人には狙いやすいレースのはずだ。

距離別データから見えてくるもの
芝レース編
特筆すべきは芝1600m。
新馬戦からグレードレースまでの全16戦のうち得票率1位が勝利した回数は9回で56.3%もある。ただ、2着回数が1回、3着回数が1回、着外が5回と一見戦績がすごいように見えるが、極端な言い方をすれば「勝つか負けるか」のどちらかであるともいえる。
しかしAランク馬の勝利数は15勝で1回だけCランクの馬に勝利をとられた。
芝1600mのレースは絶対にAランクの馬を軸に据えるべきである。
ランク組み合わせは、
AーAが7回、A-Bが5回、AーCが2回、AーDが1回、C-Aが1回で、どの組み合わせにもAランクが絡んできている。本命党にはありがたいレースといえよう。
芝1600mを特筆で書き記したが、東京の芝のレースはAランクが強い!と考えてよい。
全53レース中Aランクの馬が勝った回数は38回で率は71.7%もある。
更に2勝クラスは2レースしかなかったが得票率1位が2勝しているので、逆らっても仕方ないレースだと言える。穴党にしてみれば「見送るレース」と言えるだろう。
ただし、3勝クラスになると全4レース中、1-0-1-2と得票率1位は不振気味。
さらにオープンクラスでは0-0-1-3と得票1位は完全に不振となっている。
穴党は3勝クラスとオープンで勝負したいところ。
軸はBランクの馬が中心になる。
組み合わせも3勝クラスではAーBが2回、B-Cが1回、C-Bが1回なのでやはりBランクの馬が中心になる。
オープンクラスではAーBが1回、B-Aが1回、BーCが1回とややAとBが強いがBランクの馬を中心視していいだろう。

ダート編
本命党にとっては狙いづらいレースが多い。
ダート1300m
得票率1位の成績は0-1-1-3でお世辞にも良い成績とは言えない。
Aランク馬が2勝、Bランク馬が1勝、Cランク馬が2勝と狙いづらいレースである。
Aランクの最下位馬、Bランクの最上位馬と最下位馬、Cランクの最上位馬の4頭がレースの中心である。
ダート1400m
得票率1位の成績は5-3-1-6
Aランク馬が10勝、Bランク馬が4勝、Cランク馬が1勝とAランクの馬が優勢なレースである。
Aランクの最上位馬と最下位馬、Bランクの最上位馬と最下位馬、Cランクの最上位馬の5頭が連がらみしている。
組み合わせではAーAが6回、A-Bが2回、AーCが2回、B-Aが3回、BーBが1回、CーAが1回とCランクまでまんべんなく出現しているが、基本はAランクとBランクから馬券を組み立てることになる。
ダート1600m
得票率1位の成績は2-4-3-8
Aランク馬が11勝、Bランク馬が5勝、Cランク馬が1勝とAランクの馬が優勢なレースである。
Aランクの最上位馬と最下位馬、Bランクの最上位馬と最下位馬、Cランクの最上位馬の5頭が連がらみしている。
組み合わせではAーAが6回、A-Bが4回、AーCが0回、AーDが1回、B-Aが5回、CーBが1回、Cランクまでまんべんなく出現しているが、基本はAランクとBランクから馬券を組み立てることになる。
ダート2100m
得票率1位の成績は0-0-1-5
Aランク馬が4勝、Bランク馬が2勝とAランクの馬が優勢なレースである。
Aランクの最下位馬、Bランクの最上位馬と最下位馬の3頭が連がらみしている。
組み合わせではAーAが1回、A-Bが3回、B-Aが1回、BーBが1回だが基本はAランクから馬券を組み立てることになる。
最後に
ざーっと走り書きで書き綴ったが、東京は比較的本命党にはありがたいレースが多いように思う。
AランクとBランクから勝ち馬が出るのでWIN5もこの辺を加味して予想したいと思う。
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本日も最後までお読みくださり誠に有り難うございました!
今週末には、皆様の財布がはち切れんばかりに諭吉で膨らんでいることを心よりお祈りしております。

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